この記事は私たちが21日間かけてアメリカを横断した際の体験記です。
アメリカはツアー会社などを利用することなくレンタカーだけでどこでも簡単に観光できます。ツアーなしで自らプランを立て、観光することの楽しさを知っていただけたら幸いです。
アメリカを横断と言ったらやはり憧れるのはルート66です。
そして誰もが路上に大きくペイントされた「66」の文字の前で写真を撮りたいと思うのではないでしょうか。
私たちもアメリカをお横断した際に「66」のペイントの上で写真を撮りたいと思っていました。

しかし、この「66」のサイン、意外と少ないんです。
日本列島とほぼ同じ長さのあるルート66でそのマークを見つけるのはなかなか至難の技。
ルート66を少し通れば絶好の撮影スポットと巡り会えるでしょ!と、甘く考えているうちは絶対に巡り会うことはできません。
ルート66は一度廃線になったり復活したりと、複雑な歴史を歩んでいます。
そのため文字が道路に書かれているのは旧ルート66であることが大半で、探すのも大変になっています。
そこで今回は、
・ラスベガス⇄グランドキャニオン間
・グランドキャニオン以降
全体の66サインの配置図はこちら。
さっと読みたい方
ロサンゼルス⇄キングマン間
残念ながらロサンゼルスからラスベガスへ向かう途中に66サインは存在しません。
しかし、ロサンゼルスからキングマンの間では数多くの道路に「66」とペイントされた撮影スポットがありますので紹介いたします。
見出しは最も近い街の名前にしておきました。
バーストー(Barstow)
今回紹介する中で最西端にあるのがこちら。
ロサンゼルスからラスベガスに向かう途中の道を少し東へ寄り道すれば出くわすことができます。
バーストーという街から車で25分ほどです。
ラッドロー(Ludlow)
先ほどのバーストーをさらに車で25分ほど東へ進むとあります。
アンボーイ(Amboy)
先ほどのラッドローをからNational Trails High Wayを車で30分ほど進んだところにあります。
街自体は相当過疎っていますが、66のペイントが二つ並んでいるのはなかなか貴重です。
チェンブレス(Chambless)
アンボーイから車で5分ほど。
ほんとうに周囲には何もありません。しかし、それが絵になるんだという方は是非訪れてみてください。
ゴフス(Goffs)
こちらはゴフスロードという名前がつけられたルート66にあります。その名の通りゴフスという街を通っています。
このゴフスロードには何箇所も66のマークを見つけることができるので、自分のお気に入りのエンブレムを見つけることができるかもしれません。
こだわった写真を撮りたい方は、通る価値ありです。
ニードルズ(Needles)
ニードルズと呼ばれる少し栄えた街にポツリとあります。
ゴールデンショアーズ(Golden Shores)
グース湖と呼ばれる湖の東側に位置する小さな街です。
それにしてもこんなに綺麗な正方形をした街があるんですね〜。
オートマン(Oatman)
ロサンゼルスからキングマンまでの道のりでは最後の紹介になります。
キングマンの西南にあるオートマンと呼ばれる街にもあります。
道は狭く、道路のペイント自体もあまり大きくはありませんが、一応あります。
オートマンから出ているオートマンロードを1時間ほど北上し、マッコニコと呼ばれる街の周辺にもあります。
ラスベガス⇄グランドキャニオン間
続いてラスベガスからグランドキャニオンに向かう途中の道のりにある66サインをご紹介します。
キングマンの街周辺にもいくつか存在するのですが、ラスベガスからグランドキャニオンに向かう方は多いと思うのでこちらで紹介させていただきます。
グランドクキャニオンの紹介記事はこちらから。

キングマン(Kingman)
キングマンの街中には何箇所か66サインを見ることができます。
とりあえず大きな寄り道をすることなく66のペイントを見たいんだという方は、キングマンに寄っておけば間違いないでしょう。
道路に描いてあるのがこちら。
他にも、こんな感じで駐車場などにも書かれています。
こちらも駐車場に書かれていますが、非常に大きく迫力がありますので是非探してみてください。
セリグマン(Seligman)
キングマンから東へ1時間ほど走らせた街セリグマン。
Pixerで有名なカーズ発祥の街として知られ、今でも多くの観光客が足を運んでいます。
東側がこちら。
西側がこちら。
グランドキャニオン以降
グランドキャニオンに行くにはウィリアムズという街を北上しなければならないため、ルート66からは外れてしまいます。
ここからはグランドキャニオン観光後でもまだ見に行くチャンスのある66サインを紹介します。
ウィンズロー(Winslow)
ウィリアムズから車で1時間弱。フラッグスタッフを通り過ぎた先にあります。
フラッグスタッフを南下するとセドナに行くことができますが、

セドナを訪れる予定がない方は、是非ウィンズローに立ち寄ってみてください。
おそらく最も大きなペイントなのではないでしょうか。
残念ながら果てしなく続く道路の上ではありませんが、大迫力を前に写真を撮ることができること間違いなしです。
ミッドポイントカフェ(Mid Point Cafe)
ルート66のちょうど中間地点。
全長3,945kmあるルート66を半分まで横断したかと思うと感慨深いものがあります。
今回紹介する中ではかなり東側に位置しています。
かつてはここにカフェがありミッドポイントカフェの名で多くの観光客に親しまれてきました。
しかし2017年に閉業。私たちが訪ねた時には、もう入ることはできませんでした。
まとめ
やはりロサンゼルス⇄キングマン間に66サインは多いです。しかもマークそのものも大きく、インスタ映えしそうな道路上に描かれているものが大半。
しかし、そのルートだとラスベガスとグランドキャニオンをどちらも訪れるのは少し難しくなるかもしれません。(ロサンゼルス出発の場合)
かといって、ロサンゼルス⇄キングマンの道を通らなければ66サインと出会えないかというと、そんなこともありません。
上記の内容を個人的にまとめると、
・そこまでちゃんとした写真でなくとも66サインと写真が撮れればなんでもいいという方は、別の観光重視でキングマンなどで66サインを見つけて撮影するのがオススメ。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
もしも
「他にもこんなところに66のペイントがあるよ!」
という情報をお持ちの方がいましたら、ご連絡いただけると幸いです。
最後に、
実際に私たちがアメリカを横断した際の体験談もあるのでよろしければ。
