正直、あまりオススメはしたくない場所なのですが他に特筆すべきネタもないので…
今回は目黒駅徒歩10分の場所にあります『寄生虫館』という、名前を聞くだけでヤバそうな施設だなっていうのはお分かり頂けると思うのですが、そのヤバい場所へ絶賛雪景色の中、母と行って参りましたのでレビューしたいと思います◎笑
雪の日に母とどこ行ってんねんという感じですが、目黒在住の方や、目黒でちょっとだけ時間を潰したい方、そうそういないかと思いますが寄生虫マニアの方にお伝えしたいです。
僕
入館料は無料!
さて、この寄生虫館、なんと入場料無料!
どちらかというと資料館のような感じでしょうか。
無料なので受付人などはいなく、勝手にふらっと立ち入って寄生虫について充分すぎるほど学ぶことができます。
小学生のお子さんをお持ちの方、夏休みの自由研究のネタに困ったらここへ行き、エタノール付けにされている寄生虫の写真と説明資料をまるパクりすれば半日で完成しますよ◎
冗談はさて置き、なぜ無料なの?というところですよね。
医師である亀谷了さんが私財を投げ打って、1953年に開設したとのこと。感動。
単なる寄生虫マニアなのか、人体を蝕む寄生虫やそれによる病気を世に広めたいと思ってのことなのかは正直分かりませんが(恐らく後者)、現代でそんなことできる方はなかなかいないだろうなあと、なんだか心が温まりました。
目黒区からの寄付ももちろんあるかとは思いますが、施設を管理するのはお金がかかるもの。
訪問者からの募金も貴重な財源のようです。
それにしても1953年から一貫して無料運営を継続しているのですからすごい話です。
キモすぎる寄生虫をいくつかご紹介
本題に入りましょう!!
寄生虫館にはどれだけキモい奴らがいるのかって??
そりゃあもう。若干食欲も失せる程、よりどりみどりの寄生虫が展示されていました。まるで宇宙人。
建物は1フロア50平米ほどで2階建。
1階が動物に寄生する者たち、2階がヒトに寄生する者たちという風に構成されています。
それではまず1階から!
昔アクアリウムをやりまくっていたので、魚類に寄生する寄生虫には馴染みがありました。
白点病に黒点病、、、お魚を苦しめる寄生虫がにくたらしいです。
イクチオフチリウスって….宇宙人でしかない。
うげえ、アユやマダイといった我々の大好物の魚にも寄生するのですよ??
お刺身の中にも実はいるんじゃないかってげんなりします笑
幸いなことに、人には寄生しないようなので最悪食べてしまっても排泄されるだけなのでしょうが…..素直にキモすぎる。
でも。
右の『タイノエ』という寄生虫には1ミリくらいは頑張って生きてほしいという感情が芽生えます。だって、カップルで寄生するんですよ?マダイの口腔という住処を見つけて、6年以上も一緒に寄生する、たぶんどちらかが死ぬまで、、、?なんか、ロマンチック。笑
あとは気持ち悪い寄生虫がよりどりみどり。
ナガスクジラに寄生するのもいるんですね…この人たちは〝子孫を残す〝という目的の為だけに生きているわけでしょ?それ以外の余計なことは何も考えず、産む時には数千万個の卵を産んで次世代にそのDNAを託すわけです。
すごい、1つの目標に向かって生きて、達成する…..ある意味かっこいい、リスペクトしちゃう笑
さて、1階に展示されている寄生虫で最も衝撃を受けたのは『シラミ』です。
シラミって、いわゆる頭ジラミでしょ??
僕が小学生の頃、一時シラミが流行っているので注意、みたいなお便りがあったことを覚えているのだけど、、、そのシラミでしょ??
確かに髪に小さい白いのがついている子がいて、『頭ジラミだっ!近寄るな!うつるうつる!』みたいになったことがあったんだけど、今思うとそれはただのフケだったんじゃないかって。
まぁそんなことはどうでもいい!
ご覧下さい、このシラミの姿。シラミっていう単語を知っている人は大勢だけど、その姿ちゃんとわかってますか??これですよ??
キモ杉。
カニじゃん。
こんなのが無数に頭に住んでるなんて信じられない、それは痒いだろうよ!て感じですね。
さらに小学校の頃、蟯虫検査といってお尻に丸くて青いシールを貼り付けたりしたことがったけど、あれはこいつが大腸に寄生していないかどうかを調べる為だったんですね。
メスの左に実はオスがいるんですけど、小さすぎて見えないですね….怖い。
このような感じで、様々な寄生虫が展示されています。
2階は人体に寄生する寄生虫が展示されています。
キモすぎて写真を撮る気すら失せてしまい、少なめですがご了承ください。
寄生虫なんて変なものたべなければ大丈夫でしょって思っているそこのあなた、蚊に刺されるだけでも寄生虫を体内に宿してしまう危険性は十分にあるのです。
さすがにグロすぎて写真は載せられませんが、フィラリアという寄生虫が蚊を媒介して犬や人のリンパ管や動脈に寄生すると、たちまち血流が滞り象皮病を引き起こします。睾丸(タマタマ)が象の足のように垂れ下がり一人で歩くことが困難になってしまうといったことも、江戸時代以前では珍しくなかったようですね。あの西郷隆盛もフィラリア系の寄生虫によってこの病気を患っていたそうですよ。
蚊って拡大するとこんなにも気持ち悪いのですね。今年の夏が怖いです。
ずっと昔にテレビで見たことはあったのですが、やはり衝撃的だったのがこちら。
「サナダムシ」。
マスの刺身にこんな奴がついていたみたいなんですよ。その刺身を食べてしまった男性、排便の時に白いひも状のものが出てきたと思ったら….
この寄生虫博物館の設立者によって取り出された寄生虫の姿がこちら。
ありえないありえない(笑)
こんなの体内から出てきたら発狂して死亡。
それにしても怖いですよね…自覚症状のないまま、サナダムシは体内で成長を続け、数ミリほどのから9メートル近くまで成長してしまったのです。
食や衛生管理には細心の注意を払ったほうがいいですね。
目黒寄生虫館の開館時間・休館日
休館日 →月・火
※月・火が祝日の場合は開演し、直近の平日に休館
僕
入館の際は僅かな額でもいいから募金箱に寄付していこう◎
最後に、「キモいシリーズ」の記事は他にもあるのでよかったらどうぞ。キモい虫に関して僕が知りうる限りのトップオブキモい虫を集結させたので、自信満々です◎

