この記事は私たちが21日間かけてアメリカを横断した際の体験記です。
アメリカはツアー会社などを利用することなくレンタカーだけでどこでも簡単に観光できます。ツアーなしで自らプランを立て、観光することの楽しさを知っていただけたら幸いです。
観光地に囲まれた街ページを後にし、午前にホースシューベンドを訪れた一行。息を飲むような絶景に開いた口が塞がらないまま、次なる観光地アンテロープキャニオンへ急ぐのであった。
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アメリカを横断した際にアンテロープキャニオンを観光してきました。
意外と場所がわかりずらかったり、観光にオススメな時期もあるようなので合わせて体験談として紹介していきます。
思っていたよりも過酷な観光でした。
さっと読みたい方
アッパーとロウアーの違い
アンテロープキャニオンと一概に行っても、「アッパーアンテロープキャニオン」と「ロウアーアンテロープキャニオン」の2種類あるのをご存知でしょうか。
私たちはアメリカ横断中、2種類存在することを知らず直前になって迷ってしまいした。
まずはアッパーアンテロープキャニオンとロウアーアンテロープキャニオンの大まかな違いから紹介します。
アッパーとロウアーは共にアリゾナ州にあり、それぞれ車で10分ほど離れた位置にあります。
アッパーアンテロープキャニオン
アッパーアンテロープキャニオンは「岩山の割れ目を観光」というイメージをもっていただければわかりやすいかと思います。
ザ・ビームと呼ばれる天空から差し込む光をみることができるのはこちらのアッパーアンテロープキャニオンの方です。
アメリカの観光地としてはかなり有名であり、毎年多くの観光客が訪れています。
ロウアーアンテロープキャニオン
ロウアーアンテロープキャニオンは「岩の隙間を地下へと潜って行く」というイメージをもっていただければわかりやすいかと思います。
地下へ潜って行くためアドベンチャーのような気分を味わうことができます。アッパーアンテロープキャニオンに比べると少しマイナーな観光地ですが、近年は人気も上昇しています。
30$ほどで観光できるため、アッパーに比べ安いのも魅力です。
ザ・ビームを見たければアッパーアンテロープキャニオン。
アドベンチャー感を味わいたければロウアーアンテロープキャニオン
という選び方でいいと思います。
アッパーアンテロープキャニオン
ここからは私たちが実際に訪れたアンテロープキャニオンについてより詳しく紹介していきます。
アッパーアンテロープキャニオンへの行き方
赤い地点がアンテロープキャニオンです。
少し時間がかかってしまいますが、ラスベガスで車をレンタルしてグランドキャニオンに寄りがてらアンテロープキャニオンに向かうのがオススメかもしれません。
そのためにはアンテロープキャニオンの近辺にあるページという街に1泊する必要があります。
ペイジという街から車でわずか10分ほどです。
場所は少しわかりづらく、車通りからアンテロープキャニオンは一切見えません。
「レイクパウエル」だったり「ホースシューベンド」や「モニュメントバレー」などなど、多くの観光地が存在しています。
そのため、もしあなたがアメリカを横断する計画を立てているのであれば、このペイジという街に一回は滞在するべきでしょう。
一度の滞在で多くの観光地を訪れることができる、貴重な街です。
地図上でAdventurous Antelope Canyonと記された地点に向かえば大丈夫です。
ここで車を駐車場に停め、ツアーの申し込みを行います。
アッパーアンテロープキャニオン一帯はナバホ族の居住地区であるため、直接車でアッパーアンテロープキャニオンまで向かうことはできません。
※ツアーの存在など知らずにナバホ族の居住地区を堂々と横断しようとした私たちは、車で追いかけられ止められました。
ツアーの受付はこのようになっています。
アッパーアンテロープキャニオンの料金
- ツアー料金40$
- ナバホ居住区入場料8$
合わせて50$ほどでした。意外といい値段します。
こちらがツアーの時間帯になります。
ツアーはこのように時間ごとに分けられていて、この時期は8回のタームに区切られていました。
今回は13時に受付をし、14時のツアーをその場で予約することができましたが、繁栄期はそんなにあっさり行かないと思うので予約することをお勧めします。
アッパーアンテロープキャニオンの所要時間
待ち時間が1時間、観光時間が1時間半で合計2時間半ほどでした。
私たちはアッパーアンテロープキャニオンしか観光しませんでしたが、1日でアッパーとロウアーどちらも観光する人たちもいるみたいです。
しかしその場合かなりハードなスケジュールになる上に体力的にもなかなかきついかと思います。
近くにパッと見ることのできるホースシューベントもあるので、予定を組む際にそちらも是非検討して見てください。
ホースシューベンドについての詳しい記事はこちら

アッパーアンテロープキャニオンをいざ観光
ツアーの時間になるとガイドさんに案内され車に乗り込みます。
かなり悪路で普通の車では通れないようなところを20分ほど進むと現地に着きます。
ついに姿を見せたこの隙間がアッパーアンテロープキャニオンのようです。
ガイドさんはかなり気さくな方でiPhoneのカメラの設定を変えるように説明して来ます。
- 加工前
- 加工後
なるほど、たしかに写りは綺麗になるが。
こんな感じの道が70m〜80m続いています。
中国人の観光客が多すぎて、常に背景に誰かしらが写ってしまうのが難点です。
ツアーはどんどん進んで行くので、隙を見てパッと撮るしかありませんでした。
アッパーアンテロープキャニオンでの注意点
実際に観光してみて感じた注意点をまとめてみました。
服装
常に上からさらさらと砂が落ちてくるので、結構それが髪の毛に入ったりカメラにかかったりします。
涼しい時期であればフード付きの服がオススメです。
それからちゃんとした靴はちゃんとスニーカーを履いたほうがいいです。なるべく白は避けましょう。砂で汚れてしまいます。
持ち物
これといって何かが必要なわけではないが、飲み物は持っていったほうがいいかもしれない。
特に暑い時期だと絶対途中で喉が乾く。そもそも観光自体が結構歩いたりするので水分補給はできるようにしておきたい。
お勧め観光時期
オススメの観光時期はザ・ビームを見ることのできる7月〜8月の正午です。
しかし、その際は気温が40℃近くまで上がること、観光客が多く前もってツアーを予約しておくことをオススメします。
私たちがアンテロープキャニオンを訪れたのは2月でした。ザ・ビームを見ることはできませんでしたが、それでも世界有数の観光地というだけあって行く価値は十分にあります。
冬はただでさえあまり光が差し込まないため、できる限り日の昇った午前中に訪れるようにしましょう。
最後に、
実際に私たちがアメリカを横断した際の体験談もあるのでよろしければ。

1日で2つの観光地を訪れた一行は、残りの体力を振り絞り、次なる街カエンタを目指すのであった。次回、映画などで有名なモニュメントバレーを目の当たりにすることとなる、、、!!!
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